初めての水耕栽培、何が必要?

初心者ポイント① 太陽光で育てよう

何故太陽光で育てた方がいいか
植物は光が大好き。
特に実のなるようなトマトやミニトマト・キュウリのような野菜は実を太らせて甘く美味しくするのにたくさんの光を必要とします。
お家の中でLEDや蛍光灯を使って育てる方法やお家の窓辺で育てる方法もありますが、屋外で太陽光で育てるのと同じ位の照度や環境を整えるのは難しく、工夫が必要です。
初めて水耕栽培をする方は、まずは屋外で太陽光がしっかり当たる環境で育てると失敗が少ないです。

人の見た目には部屋の中はとっても明るいと感じますが、植物にとっては充分な照度があるとは言えません。
以下の関連記事をご参照ください
「窓際と屋外との照度の違い やっぱりお外でしっかり太陽が一番」
「窓際で残ったミニトマトと屋外に移動したミニトマト、どうなったか」
「お部屋の中(日照不足)で栽培するとどうなるか」
「家の中で野菜が栽培できるか?」
「蛍光灯・室内日向・ハウス・寒空の下の育ち方」

ベランダや家のひさしの下で育てる時、雨風が当たらない方がと大切に奥の方に設置される方がいらっしゃいますが、必ず太陽光が葉に当たっているか確認をしてください。季節や時間帯によって太陽高度が変わるため、意外と太陽光が当たっていない事があります。
太陽光が充分に当たらないと、光を求めてヒョロヒョロと徒長した生長をしますし、実がならなかったり、美味しくならなかったりします。
雨風が当たったとしても、光が当たることを最優先に考えて設置してください。
以下の記事をご参照ください
「ホームハイポニカは雨ざらしの場所でいいの?」
初心者ポイント② 苗から育ててみよう

何故苗から育てた方がいいか
栽培で一番難しいのは種から発芽させて苗にまで育てる事と言われています。
植物にとっては発芽したらもう後戻りはできません。動けない植物はその場所で生きて育つしかありません。
だから、慎重にその温度や置かれた環境で育つことができるかを吟味して発芽します。
そんな発芽環境を整えるのは難しくて当然です。
また、発芽したとしても新生児のような小さな苗を育てるのは注意が必要ですが、プロの野菜苗業者さんが幼児のように大きく育てた苗であれば、多少の環境変化にも動じず育ってくれるので、初心者の方には苗からの栽培がおすすめです。

4月上旬に種まきをして、心地よい春の陽射しに発芽したミニトマトの芽でしたが、4月中旬に寒の戻りで冷たい雨が降り、右写真のようにダメにしたことがあります。
以下の記事をご参照ください
「いつ種まきがベスト?(トマト・ミニトマト)」
「3月早期播種と4月購入苗で始めるのどっちがいい?」

種から始めた場合と苗から始めた場合では、季節や栽培する野菜や品種によっても違いますが、1カ月前後収穫が早くなります。
以下の記事をご参照ください
「早春の販売苗の定植 注意した方がいいこと」
「早春、販売苗定植2週間後」
「苗を水耕装置に定植しよう!種より早く収穫できるよ」
初心者ポイント③ 水を切らさないように注意しよう

水を切らすとどうなるか?
水耕栽培のいいところは、根に水と肥料がたっぷり補給される環境で、だからこそ植物は「いつでも水と肥料がもらえる!」と安心して元気に大きく生長してくれます。
ただ、急に水の補給がなくなったら、一気にぐったりと萎れてしまいます。
その萎れた時間が長時間に及ぶと、後で水を与えても復帰できない程ダメージを受ける場合もあります。
水の補給だけは、うっかり忘れがないよう、注視して与えてあげてください。

とまとん母さんの失敗事例を紹介しています。
水の補給が間に合わず、グッタリ萎れたトマトです。その後どうなったか。
以下の記事をご参照ください。
「萎れたトマトは再起するか?とまとん母さんの失敗事例」
「潅水減で根をはらせる土栽培と水耕栽培の違い)」

大きく枝葉を伸ばして育ち、真夏の暑い日になると、毎日の水の補給が大変になってきます。
それを軽減させる方法としては、自動補水ができるキットを選ぶなど対応策があります。
以下の記事をご参照ください。
「暑い日の水耕キットの補水量はどのくらい?」
「補水の手間を軽減~数日補水できない時の対応~」
初めての水耕栽培、何を育てるのがおすすめ?

ミニトマト
元気に大きく育つ水耕栽培の利点を楽しむなら、やっぱりミニトマト。枝葉を大きく伸ばし、鈴なりのミニトマトを楽しむ事ができます
キュウリ

ホームハイポニカMASUKO(マスコ)でもキュウリの栽培しました。
順次ブログで詳細を紹介予定です。

ホームハイポニカSarah+(サラプラス)でもキュウリの栽培しました。
順次ブログで詳細を紹介予定です。
家庭で水耕栽培を楽しむメリット



収穫して楽しい!食べておいしい!が単純に子どもの興味につながります。
自分で育てた野菜、新鮮でもぎたての野菜!野菜嫌いの克服にもつながるかも。


なんでこんなに育つの?その秘密は?
できるかな?ご心配な方へ




当サイトの管理者、とまとん母さんです。
水耕栽培装置のメーカー、ハイポニカ社員9年の経験、結婚後賃貸住宅でのベランダ水耕栽培7年の経験、そして戸建てに引っ越してからの庭を使った屋外での水耕家庭菜園10年の経験、通算26年の経験を基に初心者の方にも分かりやすい水耕情報の掲載に努めています。植物を育てる事は自然の恵みの影響が大きいから、お客様のお困り事は千差万別。だから、とまとん母さんは栽培サポートにこだわります。
当店は届けて終わりじゃありません。水耕栽培歴26年のとまとん母さん、何度も失敗して経験を繰り返してきたからこそできる栽培サポートでお答えします。