ハイポニカ栽培 巨木トマトの根の秘密

これがハイポニカ巨木のトマトの根です。
何かのマット状の培地に伸びているのではなく、マット状に見えているものが全て根っこです。

3m×1m×10cmの根があるから地上部が大きくなり、たった1粒種から2万5千個のトマトを収穫した実績(北海道えこりん村さん)があります。
遺伝子組換えの技術のような特異な品種を育てている訳ではありません。普通のトマトの種が環境の違いでここまで大きく育ちます。
また、肥料も特異な合成物質のような成分は使っていません。
※ただ一般的な土用の肥料とは違う水耕栽培用肥料の特徴があります。ハイポニカ肥料の秘密について詳しくはこちら
根が縦横無尽に伸び、根の機能を十分果たせる環境を作っただけでトマトが巨木になりました。
それはどんな環境?

土を取り除くことで物理的抵抗がなくなり、縦横無尽に根が伸びることが可能になります。

根も生きた細胞です。息ができないとその機能を果たすことができません。そのためには養液の中には充分な酸素が必要です。





根の表面の養液(水・肥料・酸素)の流れが悪くなり、ぐんぐん育っていた生長の勢いが少しずつ抑制されます。
だから、栽培する容器の大きさに比例して地上部分が生長します。
つまり、大きな槽なら大きく、小さい槽ならそれなりの生長になります。
巨木のトマトの生育

種まき後1カ月 9月11日

種まき後2カ月 10月10日

種まき後4カ月 12月11日

種まき後6カ月 2月4日

種まき後9カ月 5月8日

種まき後10カ月 6月6日
庭で挑戦!屋外での巨木トマト栽培事例


とまとん母さん宅の屋外での巨木トマト栽培2021年の様子
6604ケ収穫
順次ブログで詳細を紹介予定です。
根の機能をうまく果たせる環境とは

土耕栽培の根の表面で何が起こっているか?
通常、植物の根の表面で何が起こっているか?まずは土の場合でご説明します。
①根の表面に密着している水、栄養分は根から吸収することができます。

離れていると吸えない
②しかし、根から数ミリでも離れたところにある水や栄養分はたとえ土の中にあったとしても根から吸収することができません。

散水によって移動する
③そこで上から水を与えます。そうすると土の中にある水や栄養分が根の表面に移動し、

再び根の表面に養分が届く
④吸収することができる状態になるのです。
根の表面ではこの様な欠乏状態と供給状態を繰り返しています。
土の栽培でこまめな散水が良いとされているのはこれが理由なのです。

養液であれば大丈夫なのか?
これは、土栽培に限らず養液土耕、固形培地栽培、非流動型の水耕栽培においても同じ現象が起こっています。
ハイポニカ栽培において常に液肥(養液)が流れる状態にしているのはここに大きな理由があり、これが生育のスピードに違いを出しているのです。
非流動型の水耕栽培ではなかなか全体に酸素が行き渡らず、さらに流れが少ないので根の表面の肥料や酸素が動きにくい欠点があります。
水の中だからわざわざ流れを作らなくても拡散で動くと思われがちですが、熱いお風呂に入ってしばらくすると体の表面の温度は下がるのに、少し動くとまた熱くなるって経験ありますよね。
動くことで流れができて拡散が促進されますが、水の中であっても流れがなければ、すぐに均一にはならず、全体が拡散して均一になるには時間がかかるのです。

循環型の水耕栽培、ハイポニカの場合は
お風呂の中の肌の表面と、水耕栽培の根の表面と同じことが起こっていて、常に根の表面では根圏境界域という層ができて、根の表面の酸素や養分を吸うと、時間をかけて拡散されるまでの間は不足が発生します。
だから流れ、動きを作ってあげて常に根の表面の酸素や肥料を入れ替えてあげることが大切で、流れがあることで植物の生長が促進されるのです。
このような理由で、同じ水耕栽培でもその仕組みによって生長速度に違いが出てくるのです。





































